中学・高校の定期テストや大学入試の世界史では、中国の王朝を正しい順番で答えさせる問題が繰り返し出題されます。 殷から中華人民共和国までの流れを語呂合わせで一気に暗記し、続く一覧と暗記のコツで理解を固めましょう。
童謡「うさぎとかめ」(もしもしかめよ、かめさんよ……)のリズムに乗せて口ずさむと、テスト前に短時間で記憶に定着させやすくなります。
※ 先史時代の新石器文化・夏、短命だった新(王莽)、五胡十六国・東晋、十国、中華民国・中華人民共和国は、 語呂合わせでは前後の王朝にまとめて含めています。詳しい位置づけは下の一覧と暗記のコツで確認してください。
「殷」は甲骨文字と青銅器、「周」は一族や功臣に土地を分け与える封建制、とセットで覚えると区別しやすい。
どちらも周の権威が弱まった時代の前半・後半にすぎない。「周から独立していく流れの前半が春秋、後半が戦国」と1つの流れで捉えれば別々に暗記する必要はない。
秦は中国を初めて統一したが始皇帝の死後わずか十数年で滅亡。「統一の反動で短命に終わった王朝の後に、長期安定した王朝が続く」というパターンは、隋→唐でも繰り返される。
「漢」は王莽の建てた「新」を挟んでいったん途切れる。長い漢の歴史の途中に短命な新がサンドイッチされている、とイメージすると前漢と後漢の順番で迷わない。
後漢の滅亡後に魏・呉・蜀が並び立ち(三国志の時代)、最終的に魏から実権を奪った司馬氏の晋(西晋)が一時的に中国を統一する。
西晋が北方民族の侵入で崩壊すると、北は異民族の国々が乱立し(五胡十六国)、晋の一族は南へ逃れて東晋を建てる。この南北分裂がそのまま南北朝時代へと続く。
南北朝の分裂を隋が再統一するが、こちらも秦と同様に短命。その後を継いだ唐が約300年続く長期安定政権となる。
唐の滅亡後、再び分裂した時代。「統一王朝の後には必ず分裂期が来る」という中国史のリズムを意識すると、唐→五代十国の流れも自然に覚えられる。
宋は北方民族の金に華北を奪われ、都を南へ移した。都が北にあった前半が北宋、南へ移った後半が南宋なので、方角の順番どおりに覚えればよい。
モンゴル民族が中国全土を支配した元の後、漢民族が明で王朝を取り戻し、その明を満州民族の清が倒す。「漢民族→異民族→漢民族→異民族」と支配民族が交互に入れ替わる点に注目すると記憶が定着しやすい。
1911年の辛亥革命で清が倒れて中華民国が成立し、国共内戦を経て1949年に中華人民共和国が建国された。ここは王朝ではなく近代の国家なので、語呂合わせより出来事の流れで覚えるのが確実。
それぞれの王朝で実際に何が起きたのかを知ると、語呂合わせの記憶はより忘れにくくなります。 年表や人物一覧もあわせて確認してみてください。