あらすじ
朝廷の重臣・洪太尉が封印を解いたことで、108の魔星が世に放たれる場面から物語は始まる。やがて蹴鞠の腕ひとつで出世した高俅が軍の最高位に就き、その横暴によって禁軍の槍棒師範林冲は無実の罪で流罪にされる。晁蓋らは奸臣への誕生祝いの財宝「生辰綱」を奪い、役人の宋江は人を殺めて逃亡の身となる。それぞれの事情で世を追われた者たちが、次々と梁山泊へ向かう。
宋江が梁山泊に迎えられると、各地の官軍や豪族との戦いを重ねるたびに好漢の数は増え、梁山泊は一大勢力に成長する。頭領の晁蓋が戦いで命を落とした後、宋江が跡を継ぎ、名士盧俊義も仲間に加わる。第71回で天から降った石碑に108人の名と星が刻まれていたことが明かされ、「替天行道(天に替わりて道を行う)」の旗のもと、108人の席次が定まる。
宋江はもともと朝廷への忠義を捨てておらず、罪を許されて官軍となる「招安」を望み続けていた。高俅ら奸臣の妨害を退けたのち、ついに梁山泊は招安を受け入れ、108人は朝廷の軍として北方の遼と戦う。120回本では、さらに田虎・王慶という反乱勢力の討伐が加わる。
最後の戦いは江南で反乱を起こした方臘の討伐である。激戦の末に方臘は平定されるが、好漢たちは次々と戦死・病死し、都へ凱旋できたのは3分の1ほどにすぎなかった。生き残った宋江も奸臣に毒酒を賜って世を去り、義兄弟の李逵も道連れとなる。梁山泊の物語は、忠義を尽くした者たちが報われないまま幕を閉じる。








