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三
三国 / 220 – 280

劉禅りゅうぜん

蜀漢2代皇帝で劉備りゅうびの子。魏の攻勢を受けて降伏し蜀漢は滅亡した。降伏後の逸話「楽不思蜀」でも知られる。

劉禅
清代の肖像画 / Wikimedia Commons(パブリックドメイン)

生涯・業績

劉備りゅうびの長男として生まれ、幼少期の208年には長坂ちょうはんの戦いの混乱の中で趙雲ちょううんに救い出されたと伝えられる。223年、父劉備が白帝城はくていじょうで没すると17歳で即位し、以後は丞相諸葛亮しょかつりょうに政務を全面的に委ねた。諸葛亮の死後も蒋琬しょうえん・費禕ひいらの補佐を受け、蜀漢の皇帝として約40年という三国の君主の中で最も長い在位を保った。

治世後半は宦官の黄皓こうこうを寵愛して政治が乱れ、263年、魏の鄧艾とうがいが険しい山道を越えて成都に迫ると、抗戦を諦めて降伏し蜀漢は滅亡した。洛陽に移された後、司馬昭しばしょうの宴席で蜀の音楽を聞かされて周囲が悲しむ中、劉禅だけが楽しげにしており、蜀が恋しくないかと問われて「ここは楽しく、蜀を思い出すことはない(楽不思蜀)」と答えた逸話は、暗愚な君主の典型として語られることが多い。一方で、あえて愚かを装って身の安全を図ったとする見方もある。

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