南
南宋 / 1127 – 1279
1279戦争・動乱

崖山がいざんの戦い・南宋滅亡

1279年、広東沖の崖山がいざん(現・広東省江門市新会区)において、張世傑ちょうせいけつの率いる南宋水軍と元将張弘範ちょうこうはんの艦隊が最後の決戦に及んだ。数の上でも戦術面でも劣勢であった南宋軍は総崩れとなり、丞相陸秀夫りくしゅうふはもはやこれまでと悟ると、わずか8歳の幼帝衛王昺えいおうへいを背負って海に身を投げたと伝えられる。この後を追うように多くの後宮・臣下・兵士らも入水し、その数は伝承では十万に及んだともいわれるが、誇張を含む可能性も指摘されている。こうして約320年続いた宋王朝は完全に滅亡し、中国史上初めて異民族王朝(元)が中国全土を統一支配するという新たな時代の幕が開かれることになった。

関連する建造物・国宝・人物
※ 画像はWikimedia Commonsのパブリックドメイン/CCライセンス素材を使用しています(各画像下にクレジット表記)
建造物・遺跡
崖
崖門古戦場遺跡がいもんこせんじょういせき(慈元廟じげんびょう)
広東省江門市新会区にある古戦場跡。最後の皇帝衛王昺えいおうへいと陸秀夫りくしゅうふらを祀る祠廟が建てられ、南宋滅亡の地として伝わる。
広告