隋
隋 / 581 – 618
605文化

科挙制度の創設

隋の煬帝ようだいの時代、家柄によらず学識・才能を試験で測って官僚に登用する進士科が整備され、これが後世「科挙」と呼ばれる試験制度の実質的な確立とされる(文帝の時代にすでに類似の選抜試験の萌芽があったとも言われる)。従来、官僚登用は魏晋南北朝以来の九品中正制のもとで有力な貴族の子弟に有利な仕組みであったが、科挙の導入により建前上は家柄によらない人材登用の道が開かれることになった。この制度は隋・唐を経て整備が進み、後の宋代にはさらに公平性を高める工夫(糊名法など)が加えられ、清朝末期の1905年に廃止されるまで実に1300年以上にわたり中国の官僚登用の根幹であり続けた。科挙は中国のみならず、朝鮮やベトナムなど周辺諸国の官僚制度にも大きな影響を及ぼした。