清
清 / 1644 – 1912
1661王朝

康熙帝こうきていの治世(最盛期へ)

わずか8歳で即位した康熙帝こうきていは、15歳の時に専横を極めていた重臣鰲拝ごうはいを排除して親政を開始すると、以後61年という中国歴代皇帝中最長の在位期間を通じて清の統治基盤を盤石なものへと築き上げていった。即位早々には呉三桂ごさんけいら旧明の降将たちが起こした大規模な反乱「三藩の乱さんぱんのらん」を8年がかりで鎮圧し、1683年には台湾に拠っていた鄭氏政権ていしせいけんを降して版図に組み込んだ。対外的にはロシアとの間でネルチンスク条約を締結して国境を画定し、モンゴル高原西部のジュンガル部に対しても親征を行うなど、内陸アジア方面への影響力拡大にも努めた。さらに『康熙字典』の編纂に代表される大規模な文化事業を推進し、学芸を篤く保護したことでも知られ、その治世は続く雍正ようせい・乾隆けんりゅうの両治世と合わせて「康雍乾盛世こうようけんせいせい」と呼ばれる清朝最盛期の礎を築くことになった。

関連する建造物・国宝・人物
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建造物・遺跡
避暑山荘
避暑山荘ひしょさんそう
河北省承徳に築かれた清朝皇帝の離宮。壮大な庭園を持ち世界遺産に登録されている。
写真: takwing.kwong / Wikimedia Commons, CC BY-SA 2.0
関連する人物
康熙帝
清の第4代皇帝。61年に及ぶ長期治世のもと三藩の乱さんぱんのらん平定や版図拡大を進め、清朝最盛期の礎を築いた。
『康熙帝朝服像』(北京故宮博物院蔵) / Wikimedia Commons(パブリックドメイン)
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