今
中華人民共和国 / 1949 – 現在
1972対外関係

米中接近(ニクソン訪中)

1969年に中ソ国境で発生した武力衝突(珍宝島事件ちんぽうとうじけん)を機に、中国は最大の脅威をソ連とみなすようになり、対抗上米国との関係改善に活路を見出そうとしていた。米国側もベトナム戦争の収拾を模索する中で中国との連携に戦略的な利益を見出し、1971年にはキッシンジャー大統領補佐官が極秘裏に北京を訪問して地ならしを行った。これを受けて1972年2月、ニクソン大統領が現職の米国大統領として初めて中国を公式訪問し、毛沢東もうたくとう・周恩来しゅうおんらいと会談を行うという、冷戦下では想像しがたい歴史的な出来事が実現した。この訪問の成果として発表された「上海コミュニケ」は、台湾問題をめぐる立場の違いを棚上げしながらも両国関係正常化への道筋を示すものとなり、正式な国交樹立は1979年までずれ込んだものの、既に1971年の国連総会で中国代表権が中華民国から中華人民共和国へ移っていたこととあわせ、中国の国際社会への本格的な復帰を大きく後押しする転機となった。

関連する建造物・国宝・人物
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建造物・遺跡
人民大会堂
人民大会堂じんみんだいかいどう
北京の天安門てんあんもん広場西側に建つ国家的儀典施設。ニクソン大統領訪中時の会談・晩餐会などが行われた場所。
写真: Xiquinho Silva / Wikimedia Commons, CC BY 2.0
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