後
後漢 / 25 AD – 220 AD
AD 184戦争・動乱

黄巾こうきんの乱

宦官政治や度重なる天災による社会不安を背景に、張角ちょうかくが創始した宗教結社「太平道たいへいどう」の信徒たちが中心となって蜂起した大規模な農民反乱である。信徒は目印として黄色い布を頭に巻いたことから「黄巾」と呼ばれ、「蒼天已死、黄天当立(漢の天はすでに死し、新たな黄天の世が立つべし)」というスローガンを掲げて、短期間のうちに華北一帯に反乱を広げた。朝廷は皇甫嵩こうほすう・盧植ろしょく・朱儁しゅしゅんら諸将を派遣して鎮圧に当たらせ、指導者張角も病死したことで反乱の主力は比較的早期に制圧されたが、その後も各地で残党の蜂起が長く続いた。この反乱の鎮圧過程で地方に軍事権を持つ実力者、後に群雄と呼ばれる存在が各地に台頭し、中央の統制は事実上失われていくことになる。黄巾の乱は後漢滅亡と群雄割拠、そして三国時代への幕開けを告げる画期的な事件として位置づけられている。

関連する建造物・国宝・人物
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関連する人物
張
張角ちょうかく
後漢末の宗教結社「太平道たいへいどう」の創始者。黄巾の乱を主導し後漢の統治機構を大きく揺るがしたが、乱の最中に病没した。
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