234戦争・動乱
五丈原の戦い
劉備の死後、丞相として蜀漢の全権を委ねられた諸葛亮は、国力で大きく劣る魏に対して「漢室の再興」を掲げ、227年の『出師表』を皮切りに以後たびたび北伐を敢行した。234年の第五次北伐では、渭水南岸の五丈原に布陣して魏の司馬懿と長期にわたり対峙するが、決定的な戦機をつかめないまま両軍のにらみ合いが続いた。諸葛亮は屯田策により長期戦に備えるなど周到な準備を進めていたが、過労が重なったためか陣中で病に倒れ、そのまま没したと伝えられている。総司令官を失った蜀軍はやむなく撤退し、これ以後、蜀漢が魏に対して大規模な攻勢に出ることは事実上なくなった。諸葛亮の忠誠と非業の最期は、後世「鞠躬尽瘁、死して後已む(力の限りを尽くし、死に至るまでやめない)」という言葉とともに、理想的な忠臣の姿として長く語り継がれることになる。
関連する建造物・国宝・人物
※ 画像はWikimedia Commonsのパブリックドメイン/CCライセンス素材を使用しています(各画像下にクレジット表記)
建造物・遺跡
五丈原諸葛亮廟
陝西省宝鶏市岐山県、五丈原の古戦場跡に建てられた諸葛亮を祀る廟。諸葛亮ゆかりの史跡として現在も参拝者を集める。
写真: Morio / Wikimedia Commons(CC BY-SA)
関連する人物
魏の重臣・軍略家。諸葛亮の北伐を防ぎ抜き、のちにクーデターで魏の実権を掌握して西晋建国の基礎を築いた。
朱天然『歴代古人像賛』(明代) / Wikimedia Commons(パブリックドメイン)
関連作品
※ 一部のリンクはAmazonアソシエイトによるアフィリエイト広告を含みます
ゲーム
真・三國無双シリーズ
後漢末から三国時代を舞台に、一騎当千の武将となって敵将を次々となぎ倒すアクションゲームシリーズ。
ゲーム
三國志シリーズ(コーエー)
後漢末から三国時代の群雄の一人となり、内政・外交・戦争を通じて天下統一を目指す歴史シミュレーションゲームシリーズ。