1945年8月、日本の無条件降伏により8年に及んだ日中戦争は終結し、同年9月には南京において日本軍代表による正式な降伏調印式が行われた。戦後の国家建設をめぐっては、対立していた国民党の蒋介石と共産党の毛沢東が重慶で直接会談し、内戦回避と平和的な政治協議を目指す「双十協定」に合意するなど、一時は融和の機運も見られた。しかしその後も両者の間の根深い相互不信は解消されず、米国のマーシャル特使による仲介も実質的な成果を上げられないまま終わり、1946年に入ると各地で両軍の軍事衝突が相次いで再燃していった。かくして協定はほどなく形骸化し、国民党と共産党は中国の主導権をめぐる全面的な内戦(国共内戦)へと本格的に突入していくことになる。