民
中華民国 / 1912 – 1949
1927戦争・動乱

国共分裂

孫文そんぶんの死後、国民党の実権を掌握した蒋介石しょうかいせきは、軍閥を打倒し中国統一を目指す北伐を進めていたが、その過程で急進化する共産党や労働運動の存在を自らの権力基盤への脅威とみなすようになる。1927年4月、蒋介石は上海において共産党員や労働組合活動家を武力で弾圧する「上海クーデター(四・一二政変)」を断行し、これにより国民党と共産党が協力してきた第一次国共合作こっきょうがっさくは事実上崩壊した。弾圧を受けた共産党は都市部での公然活動を放棄して地下活動・武装闘争路線へと転換し、毛沢東もうたくとうらは江西省の井崗山せいこうざんに革命根拠地を築いて土地改革と遊撃戦(ゲリラ戦)を組み合わせた独自の戦略を展開し始める。この1927年の分裂は、以後20年以上にわたって断続的に続くことになる国共内戦の直接の起点となった。