黄河中流域の陝西・河南・山西一帯に広がった新石器文化で、赤地に黒や赤で文様を描いた彩陶を特徴とすることで知られる。代表的な遺跡である西安近郊の半坡はんぱでは、環壕に囲まれた集落跡や竪穴住居、共同墓地の遺構が発見され、当時の集落生活の様子を詳しく知ることができる。彩陶に描かれた人面魚文じんめんぎょもんなどの図像は、宗教的・呪術的な意味を持っていたとする説もある。仰韶ぎょうしょう文化は数千年にわたり存続し、後続の竜山文化りゅうざんぶんかへと徐々に移行していったと考えられている。