春
春秋 / 770 BC – 403 BC
494 BC戦争・動乱

呉ご越えつの抗争・臥薪嘗胆がしんしょうたん

長江下流域で覇を競った呉ごと越えつの両国は、数十年にわたり激しい抗争を繰り広げた。会稽かいけいで呉に大敗した越王勾践こうせんは屈辱的な講和を受け入れて臣従し、以後は苦い肝を嘗めて恨みを忘れぬよう自らを戒めながら国力の回復に努めたと伝えられる。一方の呉王夫差ふさもまた、父の敗死の恨みを忘れぬよう薪の上に寝て復讐を誓ったとされ、両者の執念の物語はやがて「臥薪嘗胆がしんしょうたん」という故事成語として現代の日本語にも定着している。長年の雌伏の末に勾践は名臣范蠡はんれいらの補佐を得て呉を滅ぼし、最終的に中原にまでその名を知られる覇者となったと伝えられる。

関連する建造物・国宝・人物
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国宝・出土品
越王勾践剣
越王勾践剣えつおうこうせんけん
1965年に湖北省で発見された越王勾践えつおうこうせんの佩剣とされる青銅剣。2000年以上を経てなお刃こぼれや光沢を保つ保存状態のよさで知られ、中国を代表する出土文物のひとつとされる。
Wikimedia Commons(CC BY-SA)
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