春
春秋 / 770 BC – 403 BC
679 BC王朝

斉桓公せいかんこう、覇者となる

東方の大国斉せいの桓公は、かつて自らの命を狙った政敵側の臣であった管仲かんちゅうを寛容にも宰相として登用し、その卓越した内政・経済改革によって国力を大きく高めた。「尊王攘夷」を掲げ、周王室の権威を立てつつ異民族の侵入から中原諸国を守るという名分のもと、諸侯を集めた会盟を主催し、春秋時代で最初の「覇者」として認められる存在となった。管仲の改革は塩や鉄の専売など後世の経済政策の先駆けともいえる内容を含み、その言行は後に『管子かんし』としてまとめられ伝えられている。桓公の覇業は、以後の晋しん・楚そ・呉ご・越えつなど有力諸侯が覇権を争う「春秋の五覇」の時代の先駆けとなった。

関連する建造物・国宝・人物
※ 画像はWikimedia Commonsのパブリックドメイン/CCライセンス素材を使用しています(各画像下にクレジット表記)
建造物・遺跡
斉国故城遺跡
斉せい国故城遺跡
山東省淄博しはく市臨淄りんし区にある斉国の都城跡。大規模な城壁や殉馬坑などの遺構が発見され、春秋戦国期の斉の繁栄を伝える遺跡として知られる。
写真: Rolfmueller / Wikimedia Commons(CC BY-SA)
関連する人物
管仲
管仲かんちゅう
斉桓公せいかんこうに仕えた宰相。経済改革や富国強兵策を進め斉を覇者に押し上げた。その言行を伝えるとされる『管子』は後世に大きな影響を与えた。
『歴代名臣像解』(清代) / Wikimedia Commons(パブリックドメイン)
広告