殷
殷(商) / 1600 BC – 1046 BC
c. 1200 BC対外関係

武丁ぶていの治世と婦好ふこうの活躍

殷でもっとも国力が充実したとされる武丁ぶていの治世には、王妃の一人である婦好ふこうが自ら軍を率いて周辺諸族を征討したことが甲骨文に記されており、殷の勢力圏が大きく拡大した時期とされる。婦好は祭祀を主宰する神官としての役割も担っていたことが甲骨文からうかがえ、当時の王室女性が軍事・宗教の両面で重要な地位を占めていたことを示す貴重な事例である。1976年に殷墟いんきょで発見された婦好墓は盗掘を免れた状態で発見され、大量の青銅器・玉器・骨器などがほぼ完全な形で出土した。この発見により、文献の乏しい殷代の王室生活や祭祀のあり方が具体的に明らかになった。

関連する建造物・国宝・人物
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国宝・出土品
婦好墓出土青銅器(司母辛鼎など)
婦好ふこう墓出土青銅器(司母辛鼎しぼしんていなど)
婦好墓から出土した大量の青銅器群。なかでも司母辛鼎しぼしんていは殷代青銅器を代表する遺品として広く知られる。
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関連する人物
婦好
婦好ふこう
殷王武丁ぶていの王妃の一人で、甲骨文に自ら軍を率いた記録が残る女性将軍・神官。1976年に発見されたその墓は盗掘を免れ、殷代研究の一級資料となった。
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