殷
殷(商) / 1600 BC – 1046 BC
c. 1250 BC文化

甲骨文字こうこつもじの使用

王が国家の重要事項を占う際、亀の甲羅や獣の肩甲骨を火であぶってできたひび割れの形から吉凶を判断し、占いの内容と結果を刻みつけたのが甲骨文字こうこつもじである。現存する最古の体系的な漢字群であり、既に象形・指事・会意・形声といった漢字の基本的な構成法がほぼ出そろっていたことが確認できる。王の狩猟・祭祀・軍事・農事・天候など、当時の政治と生活のあらゆる場面が記録されており、王の意思決定に深く関わる重要な史料となっている。19世紀末に薬材「竜骨りゅうこつ」として売買されていたものが甲骨文字と気づかれたことをきっかけに存在が知られるようになり、以後の殷墟いんきょ発掘調査によって10万点を超える出土が確認されている。

関連する建造物・国宝・人物
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建造物・遺跡
殷墟遺跡
殷墟いんきょ遺跡
殷後期の王都跡。2006年に世界遺産に登録された考古学上の重要遺跡。
Wikimedia Commons(CC BY)
国宝・出土品
殷墟出土の甲骨
殷墟いんきょ出土の甲骨
河南省安陽あんようで発見された亀甲・獣骨の占卜記録。漢字の起源を示す一級の史料。
Wikimedia Commons(パブリックドメイン)
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