秦王政(後の始皇帝)は、韓・趙・魏・楚・燕を相次いで滅ぼした後、最後まで独立を保っていた東方の斉を降して全土を統一した。これにより前403年の三家分晋の公認から数えて約180年、あるいは前770年の平王東遷から数えるとおよそ550年に及んだ分裂と抗争の時代についに終止符が打たれた。長期にわたる戦乱を勝ち抜いた秦は、それまでの封建的な諸侯体制に代えて中央集権的な郡県制を全土に敷き、度量衡・文字・貨幣の統一など、以後の中国の国家運営の基本形を作り上げていくことになる。この統一は中国史上初めて単一の皇帝権力のもとに広大な領域がまとめられた画期的な出来事であり、「皇帝」という称号もこの時新たに創始された。