夏
夏 / c. 2070 BC – 1600 BC
c. 2070 BC王朝

禹うによる夏の建国

中国最古の王朝とされる夏は、黄河の大洪水を治める治水事業を成功させた禹うへの信頼を背景に成立したと伝えられる。禹は舜しゅんから禅譲を受けて即位したとされ、その後自らの子である啓けいに位を継がせたことで、それまでの禅譲の慣習に代わり世襲による王位継承の先例を開いたとされる。夏の実在については長らく議論があったが、河南省の二里頭にりとう遺跡など考古学的調査の進展により、この時期に相当する高度な文明の存在が明らかになりつつある。ただし「夏」という王朝名や系譜が同時代文字史料で確認されているわけではなく、なお検討が続く分野である。

関連する建造物・国宝・人物
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建造物・遺跡
二
二里頭にりとう遺跡
河南省偃師えんしにある青銅器時代の大規模遺跡。宮殿跡や青銅器工房が発見され、夏王朝後期の都に比定する説が有力視されている。
関連する人物
禹
禹う
黄河の治水事業を成し遂げたとされる伝説的な聖王で、夏王朝の始祖とされる。治水の功績から後世「大禹たいう」と尊称され、各地に禹を祀る廟や陵墓が伝わる。
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